お米好き必見!
「お米グランプリ」とは?
「壬生の花田植」とは?
近年、「おいしいお米」を改めて見直す動きが広がっています。
その中でも注目が 「お米グランプリ」 です。
私自身、今回 第4回お米グランプリの一般審査 に参加する機会がありました。
本記事ではまず、「お米グランプリ」の内容と、その開催地である広島県北広島町の稲作の伝統文化のあるユネスコ無形文化遺産「壬生の花田植 (みぶのはなたうえ) 」を紹介します。
お米グランプリ

お米グランプリとは
お米グランプリは、日本各地の生産者が丹精込めて育てたお米を、成分判定や試食で評価する品評会です。
本大会は、有数の米どころである北広島町を全国に発信するとともに、良質米の生産に取り組む意欲の向上や、農業を通じた地域活性化につなげていく目的で開催されています。
審査は、食味測定器などを使用する機械審査部門と、全国から公募する一般審査員の試食による食味審査部門で予選審査を行い、最終審査で精米機や炊飯器メーカー担当者、料理人ら13人が実食してグランプリ・準グランプリ・金賞・銀賞を決定します。
■審査方法
【機械審査部門】(出品上限:500点)
●1次審査:玄米による㈱サタケ製の食味評価機器(米粒食味計)を使用した審査を行う。
(食味値が同点であった場合、穀粒判別機で計測した数値が高いほうを上位とする)。
※出品米の中から上位40点が1次審査を通過する。
●2次審査:精米を炊飯して、㈱サタケ製の食味測定機器(食味鑑定団)による審査を行う。
※1次審査を通過した40点の中から上位20点が2次審査を通過する。
【食味審査部門】(出品上限:200点)
●1次審査:一般公募により募集した審査員による食味官能審査を行う。出品米1点につき5名の審査員が審査を行う。※出品米の中から上位20点が1次審査を通過する。
●2次審査:(株)サタケの食味パネラーによる食味官能審査を行う。
※1次審査を通過した20点の中から上位10点が2次審査を通過する。
【最終審査】
●予選審査を通過した機械審査部門20点・食味審査部門10点の合計30点のお米
を、パナソニック(株)製の炊飯器で炊飯し、お米の食味に関する専門家などが食味官能審査を行う
(全日本お米グランプリin北広島町実行委員会事務局)

試食による食味審査で、機械測定では高い食味値が出ない品種もお米の味で審査を行うことができます。
大きな特徴は、プロだけでなく一般消費者も審査に参加できるいう点です。
「専門家が選ぶお米」だけでなく、実際に食べる私たちの感覚が評価に反映されます。
出品されるのは、全国各地のブランド米、地域限定の希少品種、栽培方法にこだわったお米(特別栽培米など)など、スーパーではなかなか出会えないお米も多くあります。
一般審査では、実際に炊きあがったごはんを試食し、「味、香り、外観、粘り、硬さ」といった項目を、自分の感覚で評価します。「正解」があるわけではなく、自分がおいしいと感じたかどうかが大切なのが印象的でした。
お米の消費量は長期的には減少傾向にありますが、一方で「本当においしいお米を食べたい」「生産者の顔が見える食品を選びたい」というニーズは確実に高まっています。
お米グランプリは、生産者と消費者をつなぐ場として、大きな意味を持つイベントだと感じました。
壬生の花田植 (みぶのはなたうえ)
お米グランプリは、ユネスコ無形文化遺産の「壬生の花田植(みぶのはなたうえ)」(※)など稲作の伝統文化のあるコメどころをアピールしようと広島県北広島町やJA全農ひろしまなどでつくる実行委員会の主催で開催されています。
※壬生の花田植
花田植とは、『囃し(はやし)』や歌に合わせて行われる田植行事のこと。
その西日本最大の花田植が北広島町で行われています。「壬生の花田植 (みぶのはなたうえ) 」と呼ばれ、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
毎年6月の第一日曜日に、田起こしを終えた水を張った田んぼで、牛に「馬鍬 (まぐわ) 」をつけ土を砕き、泥をかき混ぜる「代掻き (しろかき) 」と呼ばれる作業をし、囃しと歌に合わせて田植をします。
田の神 に豊穣を祈願する行事であり、今も残る花田植では西日本最大です。
太鼓をたたき、笛を鳴らして田植歌を歌いながら大勢で田植をする「はやし田」が行われていました。このはやし田では、牛は「花鞍 (はなぐら) 」や造花で華やかに飾られ、太鼓や笛の音にあわせて、着飾った女性が苗を植えました。この様子が華やかであるところから、花田植と呼ぶようになったといわれています。
飾り付けられた牛や音楽に合わせて行われる花田植を見るために、毎年大勢の人が来られるそうです。
上記動画は、広島の伝統行事「壬生の花田植」を現代の若者の視点で伝えた貴重な記録です。本記事では、動画内容を踏まえつつ、地域文化としての魅力を紹介しています。
※本記事に掲載している動画は、YouTubeに公開されている【公式】HOME広島ニュース「【密着】世界を旅した24歳『壬生の花田植』に挑戦」より埋め込みを行っています。動画の著作権は、株式会社広島ホームテレビ(HOME)に帰属します。 ※掲載された情報は、取材当時のものです。
まとめ
「お米グランプリ」の内容と、その開催地である広島県北広島町の稲作の伝統文化のあるユネスコ無形文化遺産「壬生の花田植 (みぶのはなたうえ) 」を紹介しました。
お米グランプリは、ユネスコ無形文化遺産の「壬生の花田植(みぶのはなたうえ)」など稲作の伝統文化のある有数の米どころである北広島町を全国に発信するとともに、良質米の生産に取り組む意欲の向上や、農業を通じた地域活性化につなげていく目的で開催されています。
試食による食味審査で機械測定では高い食味値が出ない品種もお米の味で審査を行い、さらにプロだけでなく一般消費者も審査に参加し、「専門家が選ぶお米」だけでなく、実際に食べる一般消費者の感覚が評価に反映されます。

私自身、第4回お米グランプリの一般審査に参加する機会がありました。
次回の記事では、実際の一般審査の流れ、食べ比べて感じた体験などを紹介する予定です。

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