第4回お米グランプリ 一般審査
お米グランプリは、有数の米どころである北広島町を全国に発信するとともに、良質米の生産に取り組む意欲の向上や、農業を通じた地域活性化につなげていく目的で開催されています。
審査は、食味測定器などを使用する機械審査部門と、全国から公募する一般審査員の試食による食味審査部門の2部門で予選審査を行い、最終審査で精米機や炊飯器メーカー担当者、料理人ら13人が実食してグランプリ・準グランプリ・金賞・銀賞を決定します。
本記事では、一般審査員の試食による食味審査部門という予選審査を紹介します。
お米の専門家や有識者ではなく、お米の消費者を公募して審査を行うため、品質の性質により機械測定では高い食味値が出ない品種もお米の味で審査されるようになります。
一般審査員の申込
一般審査員になるためには、申込用紙を北広島町役場ホームページからダウンロードして、住所・氏名・連絡先・応募動機(自由記載)などを記入して、郵送かメールします。
(第4回お米グランプリの場合、令和7年9月30日が提出期限)

一般審査員に選ばれた場合
一般審査員に選ばれた場合、10月に審査の案内が郵送されてきます。
審査員の選考方法は公表されていませんので結果を待つだけです。

メールもなく、落ちたのだろうと思っていたら、10月のはじめに、突然、一般審査員の案内が郵送されてきました。


実食

10月23日ころ審査用のお米が送られてきました。お米の産地や品種はわかりませんが、見た目で粒の大きさなどの違いがわかり、試食するのが楽しみになります。
審査用の精米300gが5袋が送られてきますが、お米には受付番号しか書かれていないため、どこの何というお米なのかはわかりません。
決められた同じ炊き方で炊いて試食します。
審査期間は、審査用お米の到着から11月3日まででした。
審査項目は、味・香り・外観・粘り・硬さの5項目で、合計得点で順位をつけ、必ず、食べた感想などの簡単なコメントを記入します。
一袋300gで茶碗2杯くらいのご飯になり、妻と二人で試食し、相談しながら審査項目に記入していきました。
甘味とか粘りや硬さなどは、わりとわかりやすいのですが、香りや味の違いなどはなかなか難しかったと思います。採点やコメントしなくてはいけないので、ご飯だけをよく噛んで真剣に味わいました。
比較するとなると、当日に全種類試食するとか、できるだけ短期間で試食した方がいいのですが、現実的には、日常生活の中で、毎日、夕飯時などの最初に、審査用のご飯だけを試食・採点してから、残りのご飯をおかずと一緒においしくいただくことになりました。
5日間で5種類のご飯を試食し、悩みながら採点とコメントをしました。
全種類の採点が終わると、合計得点と順位をつけるのですが、改めて、5種類の味などを思い出しながら、比較し直したり、修正したりして、苦労して順位づけと、コメントの修正などを行いました。

審査結果の採点表を11月4日までに必着で郵送かFAX・メールします。
ここで記入したコメントは、出品者の皆様にお返しされるそうです。
まとめ
審査は「完全ブラインド方式」で、品種・産地・生産者名は一切知らされないなかで、 先入観なしで一般消費者として、純粋に味わい審査する仕組みです。

自分が審査した5つのお米は何だったのか?結論から言うと、あとから知ることはできません。
公開される結果は「受賞した生産者と受付番号・品種の一覧」だけです。
唯一、受賞者の受付番号と自分が審査したお米の受付番号が合っていた場合のみ、受賞者のお米だったとわかります。
グランプリに出品されるような特別なお米を食べる機会はほとんどありませんので、貴重な体験となりました。
一生懸命お米を生産された生産者に感謝しながら味わい、お米の違いを感じ、採点やコメントするため、素人なりに真剣になります。
全日本お米グランプリの一般審査は、 「美味しいお米を決めるイベント」であると同時に、 自分の味覚と向き合う体験でもありました。
普段、何気なく、当たり前のように食べているお米ですが、改めてお米について考え、感謝するいい機会になったと思います。



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