【小さな習慣】と【複利で伸びる1つの習慣】
「習慣を変える」と聞くと、多くの人は「意志力」を思い浮かべます。
しかし、最近の世界的ベストセラーたちは共通してこう語ります。
「変化は意志ではなく、仕組みで起こる」
そんな「習慣」を2つの方向からアプローチした代表的な本を2冊、紹介しました。
🟩『小さな習慣』(スティーヴン・ガイズ)
🟦『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』(ジェームズ・クリアー)
どちらも「小さな行動から人生を変える」というテーマですが、補い合う関係にあると思います。
『小さな習慣』
原書名『Mini Habits』
(スティーヴン・ガイズ著 田口未和 (翻訳) 2014年)
🟩「始める力」を重視した最初の一歩
『小さな習慣』とは「あまりに簡単なので、しないよりする方がいいと思える行動」です。
いくら大きな目標をかかげても、行動が伴わなければ意味はありません。
実際にやれないと自信を失うのでむしろマイナスの方がおおきくなります。
少しだけでもする方が、何もしないよりずっと価値は大きいのです。
さらに、『小さな習慣』は、気分に関係なく課題を実行できます。
普段、毎日、歯をみがく人が、歯磨きとおなじように、『小さな習慣』を気分に左右されず淡々とこなせます。
成功や失敗など気にせず、「試す」気持ちで「わずかな意思力」を使い「小さく」始めていけばいいのです。
『習慣を続けていくうちにやめられない脳になる』
「腕立て伏せ1回」のように、習慣化したいことをできるだけ小さくすることにより、脳がそれを苦痛に感じなくなり、それを毎日やることで達成感が得られ、いつしかやらないと気がすまなくなる。
『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』
原書名『Atomic Habits: An Easy & Proven Way to Build Good Habits & Break Bad One』
『ごくごく小さな習慣:良い習慣を身につけ、悪い習慣を断ち切るための簡単で実証済みの方法』
(ジェームズ・クリアー著 牛原眞弓 (翻訳) 2019年)
🟦「続ける力」と「仕組み化」に焦点をあてた習慣設計
4つの法則(見えやすく・魅力的に・やりやすく・満足できる)で、行動を定着させます。
また、環境を整えることで、「良い習慣をしやすく、悪い習慣をしにくく」意志力に頼らず続けられるようにします。
「習慣づくり」の理論だけではなく、すぐに実践可能なアイデアも豊富に盛り込まれています。
また、具体的な事例や証拠データなどにより、より説得力が高いものになっています。
目標や努力よりも、仕組みである「よい習慣」に集中し、時間をかけて大きな成果を生む「複利の法則」により、日々の小さなよい行動の積み重ねが長期的には大きな成果を生むことが紹介されています。
2冊の違いと補完関係
| 🟩『小さな習慣』 | 🟦『複利で伸びる1つの習慣』 | |
| 目的 | 小さな成功体験を継続することで習慣化する | 仕組み化し自動継続して長期的成果を最大化する |
| 取組 | メンタル(心理・やる気) | ロジック(環境・仕組み) |
| 小さすぎて失敗しようがない行動 | 小さな行動でも長期的に成長する仕組作り | |
| 「やる気」ではなく、とにかく始め継続する | 環境を整えることで、意志力に頼らず継続する | |
| 違い | “始める力”(心理・行動の初動) | “続ける力”(環境・仕組みの構築) |
| 補完 | 「行動のエンジンをかける」 | 「エンジンを動かし続ける仕組みを作る」 |
どちらも、行動心理学や脳科学に基づき、「やる気ではなく仕組み」で、小さな成功体験を積み重ねる継続により習慣をつくり成果を生もうとする、誰でも今日から始められる実践型です。
両方を読むことで、「始める→継続→成果」という習慣が定着し大きな成果が期待できるのではないでしょうか。

まとめ
『小さな習慣』は、小さな行動だから継続できて習慣になって成果を生む。
『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』は、小さな行動の積み重ねが習慣になって、長期的に大きな成果を生む。
「習慣を変えること」は、自分を変えること。良い習慣づくりをとにかく始める、継続させて習慣化する。その実践のために、この2冊はセットで読むと、より具体的な結果に結びつきやすいものになるのではないでしょうか。

自分が良い習慣化の実践にあたって、ともに実践的で、お互い補完関係にあると感じた『小さな習慣』と『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』という世界的ベストセラーをご紹介しました。



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